「高層マンションは泥棒被害に遭わない」は大間違い!防犯カメラで犯罪予防!
マンションを選ぶときに重要としていることは、なんでしょうか?間取りや、立地環境など人によって重視する点が様々だと思いますが、最近ではマンションのセキュリティに着目する人も増えているようです。「マンションは高層だから泥棒の被害に遭わない」「オートロックがついているから安心」もしこんな風に考えているとしたら大間違いで、マンションで住居侵入等の被害が増えているのです。
- 「高層マンションは泥棒被害に遭わない」は大間違い
- 主な事例と解決方法の提案
- 不法投棄
- マンションにおける盗難対策
- まとめ
主な事例と解決方法の提案
警察庁によると、住居侵入事件の認知件数は、平成15年の190,473件をピークに減少。平成25年は57,891件と減少していますが、まだまだ高い水準です。このうち、4階建て以上の中高層マンションは全体の9%を占めており、住居侵入原因は、「無施錠」がもっとも多く、割合は4階以上で46.0%、3階以下で43.8%となっているとの事です。無施錠による侵入経路は「窓」「表出入口」、「その他の出入口」の順に多く侵入されているそうです。
表出入口の無施錠に関しては、ごみだしや見送りなどちょっとの時間に安心して無施錠で外出といったことも原因ではないかと推測されます。又、オートロックがついているからと過信し、無施錠というのも良く聞きます。どんな短時間でも施錠をするというのは防犯の基本です。
施錠に関しては、自分の意識をかえることで対応できますが、マンションなどの共同住宅は不特定多数の方が出入りします。とくに住民同士の関係が希薄になっている昨今、住民が他の住居人と不審者・侵入者の区別をつけることは困難になり、被害を未然に防ぐことが難しくなっています。
そこで、マンションのエントランス・エレベーター内・駐車場など、防犯カメラの設置が拡大され、セキュリティがしっかりしていることが入居の決め手となるケースも増えているようです。
また、住居侵入以外にも人が集まるところには、トラブルが発生する可能性が高くなります。マンションで発生するトラブル例を紹介していきたいと思います。主な事例と解決方法の提案
不法投棄
マンションにお住まいの方や、管理組合の方より、よく弊社お問合せ窓口へ、マンションのゴミ捨て場でのトラブルについてご相談がございます。とくにゴミの不法投棄に関しては、何度もごみを捨てられ続けるケースが多々あり、捨てられたごみを放置することで、さらに捨てられることが増える傾向にあるようです。そのゴミの不法投棄で逮捕にまで至ったケースなどの事例や、犯人特定などに使える防犯カメラの説明、廃棄されない環境への取り組み方を紹介いたします。
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マンションにおける盗難対策
皆さまがマンションでおこる盗難と聞いて、どのようなものが思い浮かぶでしょうか。駐輪場で起こる、バイク・自転車の盗難や空き巣による泥棒行為。それらの被害を抑えるための盗難対策をいくつか紹介いたします。
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【まとめ】高層マンションは泥棒被害に遭わないは大間違い
防犯優良マンション標準認定基準についてご存じでしょうか。
簡単にいうと「急増するマンション住人の犯罪被害を減らすため効果的な防犯対策の基準」について警察庁、国土交通省、日本防犯設備協会等の諸団体が協力し定めたものです。
具体的なイメージとして下記のような基準が設けられています。
■共用部分
・共用玄関は、見通しが確保された位置に配置し、オートロックシステムを設置
・エレベーターホールは、共用玄関又は管理人室等からの見通しを確保
・エレベーターかご内には、防犯カメラを設置
・共用玄関、共用玄関の存する階のエレベーターホール及び共用メールコーナーの照明設備は、50ルクス以上の照度を確保
・共用廊下及び共用階段は、乗り越え等による侵入が困難な構造
・共用廊下及び共用階段の照明設備は、20ルクス以上の照度を確保
・塀、柵又は垣等を設置する場合は、周囲の死角の原因及び住戸の窓等への侵入の足場とならないもの
・防犯カメラを設置する場合は、見通しの補完、犯意の抑制等の観点から有効な位置、台数等を適切に配置
■専用部分
・住戸の玄関は、防犯建物部品等の扉及び錠を設置
・住戸の玄関扉は、ドアスコープその他外部の来訪者を確認できるものを設置
・住戸内には、住戸玄関の外側との間で通話が可能な機能等を有するインターホンを設置
・共用廊下に面する住戸の窓は、防犯建物部品等のサッシ及びガラス、面格子その他の建具を設置
・住戸のバルコニーは、縦樋、階段の手摺等を利用した侵入が困難な位置に配置
上記のような基準が設けられている為、マンションを探す際は、参考にしてみるのもいいかもしれません。
また、マンションを管理されている方は、上記を参考にすることで入居者を増やすことにつながるかもしれません。
いずれにせよ、安心・安全に生活出来るような社会にしていきたいものです。